予防とPMTC

厚生労働省の提唱により「8020運動」を推進しています。
これは、「80歳で自分の歯を20本保ちましょう」という運動です。
80歳で20本を保つには早期発見早期対応が重要です。普段から口の中に興味を持って、早めに来院してください。
また、予防も効果的な手法です。
ブラッシングが特に大切ですが、上手にブラッシングできる人は意外に少ないようです。
当医院ではブラッシングの指導もしております。

1.虫歯予防と唾液検査

1.虫歯予防と唾液検査
虫歯は、通常口の中に居るミュータンス菌をはじめとした虫歯菌が口の中の糖分をえさとして増殖することによって発生します。
歯周菌と糖分が結びつくとグルカンという物質を作ります。これが歯の表面に出来るヌルヌルした歯垢(プラーク)と言うものです。これが同時に細菌の住みかとなります。
このプラークの中の歯周菌が出す乳酸が歯の表面のエナメル質から象牙質、歯髄と溶かしていくことによって、虫歯を作るのです。
当院では、唾液検査を行うことで患者さんのお口の中の健康状態を数値とグラフでお伝えします。自分のお口の中の健康状態を知ることで日々の予防と管理をおこなって頂きます。
吉田歯科医院では、痛みを伴わない簡単な検査で目では確認できないような虫歯も調べることができます。お気軽にご相談ください。
唾液検査について
わずか3ステップ、5分でできます。一度の検査で6項目を測定できます。
10秒間、軽く口に検査液を含んで洗口してもらいます。
次に専用の機械で計測します。
「むし歯菌」「酸性度」「緩衝能」「白血球」「タンパク質」「アンモニア」の6項目を専用機器と試験紙を用いて測定します。
唾液検査機器
唾液検査機器
唾液検査チェック

2.お口ポカン撲滅の指導 MFT(口腔筋機能療法)

2.お口ポカン撲滅の指導 MFT(口腔筋機能療法)
人間は、舌に癖をもっています。例えば、お口をポカーンと開けていたり、歯と歯の間から舌が覗いていたり、話しているときに唾が飛んだり、唇がカサカサだったり、どれも舌癖によるものです。舌癖が悪いと健康に生きるために重要な鼻呼吸がしにくい、顎のバランスが取れず全身のバランスが崩れて肩こりや腰痛、頭痛などにもつながります。
そして、歯列・顎骨の成長が本来生まれ持った状態に形成されにくくなります。
何よりもコミュニケーションで大切な表情が乏しくなります。
呼吸や姿勢、歯列、表情という健康に生きる上で大切なものを得るために、吉田歯科では、指導を行っています。毎日のトレーニングで素敵な生活を送れるようにしましょう。
小児の虫歯予防について

3.PMTCについて

3.PMTCについて
専門家である衛生士が楽しいお話を挟みながら気持ちよく歯のお掃除と歯茎のマッサージをしてくれます。ほとんどの人は途中で寝てしまいます。
虫歯も歯周病も細菌が原因です。細菌を殺すか払いのければ終わりです。徹底的に一度すれば細菌層が変わり悪玉菌がいなくなります。徹底的に掃除をして一度ゼロにすることでお口の中の健康を維持できます。
目安は半年に一度。歯は健康の源です。大切にしないといけません。
PMTCについて
4.小児の虫歯治療と予防について
大人の歯、6歳臼歯がでてくると大人の歯だよと世間ではいいます。
しかし当院では、あかちゃんの歯は大切にしてあげてといいます。歯は口の中へ出てきてからどんどん歯の表面がつよくなっていくのです。
1~2年は虫歯になりやすいので、この時期の積極的な虫歯予防と考えています。
もし、幼稚園や学校検診で虫歯の印がついた場合は、安易に削って治すのではなく、その子の虫歯のリスクを考えて、きれいに磨きレーザーやフッ素などを応用し、できるだけ削らないことを考えて治療します。
また、虫歯ができた原因を考えて、同じ事が起こらないよう対策を考えます。
ブラッシング