口腔機能
- 口腔機能を向上させることで食事や会話が楽しくなります。
- 食事や会話が制限なくできることで、
体の健康維持にプラスになり、人とのコミュニケーションも円滑に行うことができ、
心身ともに充実した生活を送ることができます。
- 1.口腔機能低下症
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口腔機能低下症とは、加齢によって口腔内の感覚や咀嚼(食べ物を細かくかむこと)、嚥下(食べ物を飲み込むこと)、唾液分泌などの機能が低下する症状です。口腔機能とは、生涯にわたって食べることや会話を楽しんだり、快適な生活を送る上で必要なことです。
当院では、舌圧検査、咀嚼能力検査を行い、数値で現状の状態を示して症状改善に向けた治療を行っています。また、数値データは医院で管理しているため定期的に行うことで自分の状態を正しく把握し、ご自宅でのセルフケアのモチベーションアップにもつながります。
65才以上の患者さんには保険適用されますので、早い段階から自分の状況を把握し、管理することが大切です。
こんな症状はありませんか?
- 食べ物が口に残るようになった
- 硬いものが食べにくくなった
- 食事の時間が長くなった
- 食事の時にむせるようになった
- 薬を飲み込みにくくなった
- 口の中が乾くようになった
- 食べこぼしをするようになった
- 滑舌が悪くなった
- 口の中が汚れている
引用:一般社団法人 日本老年歯科医学会
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舌圧検査機器
舌の運動機能を測定する機器です。
飲み込む力がどれだけあるか、またこの力が衰えてきていないかを数値として知ることができます。また、データを記録して保存管理することで、老化していないか、実年齢がわかります。 -
咀嚼能力検査機器
20秒間グルコラムといったグミのようなものを咀嚼して咀嚼能力を測定する機器です。
こちらも数値として評価できるため、改善の効果もわかりやすい機器です。
2.口腔機能発達不全症
- 2.口腔機能発達不全症
- 口腔機能発達不全症とは、小児期から誤った食事の与え方により口腔機能発達不全を起こし、呼吸機能や食べ物・飲み物を飲み込むことに障害を生じてしまう病気です。
症状は「口が開いている」「発音がおかしい」「「いびきがうるさい」「口呼吸が多い」などがあげられます。
当院では小児にあった、機能訓練、食育、生活指導などを行い治療を進めていきます。
口腔機能発達不全症と診断されれば保険内で治療することが可能です。
早期発見、早期治療をおすすめします。
口腔機能発達不全症チェックシート
食べる | 咀嚼機能 | 歯の萌出に遅れがある |
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機能的因子による歯列・咬合の異常がある | ||
咀嚼に影響するう蝕がある | ||
強く咬みしめられない | ||
咀嚼時間が長すぎる、短すぎる | ||
偏咀嚼がある | ||
嚥下機能 | 舌の突出(乳児嚥下の残存)がみられる(離乳完了後) | |
食行動 | 哺乳量・食べる量、回数が多すぎたり少なすぎたりムラがある等 | |
話す | 構音機能 | 構音に障害がある(音の置換、省略、歪み等がある) |
口唇の閉鎖不全がある(安静時に口唇閉鎖を認めない) | ||
口腔習癖がある | ||
舌小帯に異常がある | ||
その他 | 栄養 (体格) |
やせ、または肥満である (カウプ指数・ローレル指数で評価) |
その他 | 口呼吸がある | |
口蓋扁桃等に肥大がある | ||
睡眠時のいびきがある | ||
上記以外の問題点 |
上記の症状に該当しなくても親御さんから見て少しでもおかしいなって思った時はすぐにご相談ください。
どのような些細なことでも構いません。お子様の場合は、特に早期発見、早期治療が大切です。
吉田歯科医院では、まずはお話をしっかり聞かせて頂きます。お気軽にご相談ください。
3.小児口唇閉鎖力検査
- 3.小児口唇閉鎖力検査
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保険適用で簡単に検査が可能です。
おくちポカ~ンの状態、くちびるの閉じる力を計測します。
小児の治療は、早期発見が重要です。早期に改善できれば健全な発育につながり、将来の生活習慣病の予防にもなります。